先週、今週ともちつき大会があちこちであります。
町会、商店街、小学校、そして近所の会社でも社員と家族が集まって
おもちをついていました。
私の町会、恵比寿南町会のもちつき大会はとても賑わいます。
おもちの種類は「きなこ」「あんこ」「からみ」「納豆」の4種類。
具沢山のトン汁もあります。
前もって下ごしらえをしてくださる方々のおかげで当日は朝9時に
集合して準備が始まります。
会場の公園でトン汁の材料を切ったり、おもちの準備をします。
お天気に恵まれ、お日様がぽかぽかしている青空の下、
私もみなさんに教えていただきながら大量の大根の葉をきざみ、
葱やたまねぎを切って、きなことお砂糖を合えたりしました。
もちつきが始まるとおもちを丸めたり、具にまぶしたり、と
みなさんコツをばっちりつかんでいて、気持ちよくテキパキと
作業が進みます。
公園内にはゴザとテーブルが用意されていて、家族連れや子どもたち、
みんなそこに座って食べます。
羽根つきをしている子どもたちもいました。
なんだかとても懐かしい風景。
この日は外国人も参加してくれたので、少しお話をしました。
余談ですが、おもちの説明をしていたのですが、おもちを英語で
“rice cake”と言いますが、rice cakeだとあまりにイメージと
違うような気がします。
まだ日本に来て間もないこの外国人のカップルは思いっきり
「きなことあんこ」のrice cakeをかじって、のびるrice cakeに
驚いていましたが、「おいしい!」と言っていました。
そしてトン汁も堪能していました。
さすがに「納豆とからみ」はちょっと苦手だったようですが。
フランス人とアメリカ人のカップルだったのですが、彼らにとっても
このように地域で行なわれている行事には感激していました。
顔見知りの”新しい恵比寿南の住人たち”もおもちをついていました。
地域の四季折々の行事に参加すると多くのことを学びます。
それらは日本人のしきたり、知恵や伝統。
各行事ごとにその地域に伝わるお話を聞かせていただけます。
こどもの頃、もちつき大会に参加していたときは、なぜもちつきを12月
にやるのかなんて、知りもしませんでした。
でもこうして大人になって参加すると、行事のひとつひとつの伝統や
しきたりの意味に改めて関心します。
そしてちょっとしたしきたりも身近に触れることがあります。
たとえば100歳のおばあちゃんのお祝いにおもちをもって行くときの
御のしひとつとっても、地域の大先輩たちから学ぶことはたくさんあります。
こういうことこそ学んで受け継いでいかなければもったいない!
地域のつながりの重要性、ひしひしと感じます。
来年は地域の新しい住人たちがもっと参加して、これらの伝統や
しきたりを感じてもらえるよう、何か策を考えないといけませんね。